GHCブログ

2014年08月11日

【掲載報告】「訪問看護師支える仕組みづくりを」、「AERA」の病院特集でGHCが取材協力しました!

 8月11日発売の「AERA」の巻頭特集「どうなる医師と病院」の中で、GHCが取材協力した記事が掲載されましたので、共有させていただきます。

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「AERA」(8/11号) 特集「どうなる医師と病院」

 GHCが取材協力した記事のタイトルは、「看護師バブル 2025年14万人余る衝撃予測」。一見すると「看護師が将来的に余る」と誤解される方もいるかもしれませんが、中身を見ていただければ、急性期病床は削減方向ですが、在宅医療の需要が高まる、という内容の記事であることが分かるかと思います。

 記事は、大学看護系学科入学定員が23年間で35倍に急増し、この勢いがとどまらないとするレポートの後に、GHCの2025年の看護師数シミュレーションを紹介。取材では、病棟看護師の需要が8―14万人減り、その一方で、訪問看護師の需要が増大するため看護師が在宅に流れるとの見通しを示しました。

 2014年度診療報酬改定のキーワードは、「機能分化と連携」です。すでに国は増えすぎてしまった急性期病床の削減と最適化を目指し、以下の現在の「ワイングラス型」の病床配置区分から、右の「砲弾型」の病床配置区分への改革を目指す方針を明らかにしています。GHCの2025年の看護師数シミュレーションは、この方針に基づいて分析しています。まだ明らかになっていない今後の人員配置について、GHCは信頼できる独自ルートからの情報をベースにシミュレーションを行っています。

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「病院看護師として生き残るための4カ条」
「訪問看護師の仕事を魅力的にするための5カ条」

 詳細は本誌でご確認いただきたいのですが、GHCの看護師出身のコンサルタントが中心となり、「病院看護師として生き残るための4カ条」と「訪問看護師の仕事を魅力的にするための5カ条」を作成しました。これらが、今回の記事の見所になると思います。

 その上で記事では、渡辺のコメントとして「(これからの看護師が)病院に残る視点も大事だが(中略)訪問看護師にやりがいや価値を見出だせる仕組み作りが大事」とするコメントが紹介されています。

 急速に進む急性期病床の削減ですが、それと同時並行して、訪問看護に魅力を感じられる環境整備も急務です。