2015年01月28日
病院名 | 佐賀県医療センター好生館 | 設立母体 | 公的病院 |
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エリア | 九州地方 | 病床数 | 450 |
病院名 | 佐賀県医療センター好生館 |
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設立母体 | 公的病院 |
エリア | 九州地方 |
病床数 | 450 |
コンサルティング期間 | 4年間 |
三浦氏:導入の決め手となったのは、使い勝手の良さと画面の分かりやすさです。スタンドアローンのシステムだと使える人が限られてしまいますが、ネットワーク経由で提供されるウェブアプリケーションサービスなので、アクセスがしやすい。各種経営指標を青、黄色、赤のシグナルで一覧できることも分かりやすいと感じました。
長友氏:視覚的な画面はいいですね。各種経営指標を一覧できることで、何が問題点なのかを把握しやすい。分析のための工数をかけずに問題点を把握できるため、把握した問題点にどう対処すればよいのか、というところに労力を割くことができます。
三浦氏:院内に経営状況を説明しやすいシステムが欲しいとも思っていたので、その点においても評価しています。
長友氏:2010年4月に地方独立行政法人化し、病院運営の自由度が増したことを背景に、前理事長(十時忠秀氏)の指揮の下、職員が一丸となって経営改善に取り組んだ結果、経営状況は大きく改善しました。この流れをさらに推し進めていきたいという狙いがあり、そのためのツールの一つとして利用させていただいています。
三浦氏:導入後の効果としては、各診療科の意識が高まってきたことがあります。各診療部長などが「自分のところはどうなっているのか」と聞いてくることが増え、結果として、病院全体として経営改善の意識が高まっているように感じています。企画経営課の現場としては、急いでいるときにレポートをPDFですぐに出せることは便利だと感じています。
長友氏:医療情報部はこれまで、システムの保守管理が主な仕事でしたが、2014年4月に就任された中川原章理事長が「ICTやビッグデータなどの情報を最大限に活用する」と宣言したこともあり、今は情報の二次活用支援や経営支援などの業務を強化する方向にシフトしています。そうした流れの中で、病院ダッシュボードを使って経営陣に提出するためのデータを出したり、資料に分析結果を織り込んだりするなどし、活用しています。
大久保氏:まだ導入して3か月なので(2014年12月現在)、現在ではDPCのケース分析をして、平均在院日数の長短などの基本指標を診療科ごとに提示している段階です。先生方の反応は上々で、拒否反応も今のところありません。むしろ、他病院とのベンチマーク結果について、「さらに分析をしてもらいたい」という依頼がきたり、数字を見て「そんなはずはないのだが…」と驚かれたりなど、深く分析する機会や、認識のズレを埋めるきっかけにつながっています。今後、できるだけ早く、パスの改善につなげていきたいと思っています。
長友氏:医療情報部は地域連携の支援にも注力しています。地域連携の推進は当病院の大きな戦略の一つなので、病院ダッシュボードを活用して地域連携の推進に資することができればいいし、したいと思っています。
佐賀県医療センター好生館
住所:〒840-8571 佐賀県佐賀市嘉瀬町大字中原400
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