事例紹介

2009年01月25日

【病院事例】手術室改善で患者数1200人、収益6億円増加|千葉県がんセンター

病院名 千葉県がんセンター 設立母体 公立病院
エリア 関東地方 病床数 341
コンサルティング期間 1年間
病院名 千葉県がんセンター
設立母体 公立病院
エリア 関東地方
病床数 341
コンサルティング期間 1年間
コンサルティング
  • ・手術室効率性カイゼン

 千葉県中央区にある千葉県がんセンターは、手術室の稼働をアップさせて経営を改善した病院です。同センターはがんの専門病院として、1972年に産声をあげた施設ですが、2005年に竜崇正センター長(当時)が赴任してきて感じたのが、まず、患者が最初の外来を受診してから手術を実施するまでの期間が長すぎることでした。

 当時は、予約してから最初の診察までに2週間~1か月かかり、そこから手術の予定が立つまでに1か月かかる、という流れでした。入院してからその後の対応を組み立てる、という運営にも改善の余地がありました。出来高で診療報酬が決まるため、当時はベッドを埋めておけばよかったという、制度によって生まれたやむを得ない風潮も少なからず関係しているでしょう。これは患者のためにもよくない、ということで、「外来も毎日するが、手術も毎日行う」というように仕組みを改善するべく、GHCが協力することになりました。DPC導入以前のことです。

 そこでベンチマーク分析に基づき手術室の稼働を改善した結果、朝9時からの稼働率は、36%から48%にアップ(月曜日の場合)。平均の稼働率も54%から62%まで上昇しました。

 平均在院日数は減りましたが、実入院患者数が年間4318人から5508人と1200人近く増加し、2005年度の収益は9%(約6億円)あがっています。空きベッドは増えましたが、病床の回転があがっているため、経営上は問題ないのです。

 効率を追求することが、より多くの患者を助け、病院経営も健全化する。効率主義は決して悪いことではないということを、これらの事例は教えてくれています。