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2013年12月11日
出典:平成25年度第11回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会(12月9日開催)
厚労省配布資料 「平成26 年改定に向けたDPC 制度(DPC/PDPS)の対応について
検討結果(中間とりまとめ)(案)」P5より
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000031700.pdf
なかでも特に、現・データ提出指数(保険診療指数と名称が変更される予定)は、より精度の高いデータが求められます。様式1の親・子様式、EFファイル、様式4、Dファイルの整合性が取れていることなどが求められ、精度が低いデータに関しては厳しく減算される予定。図に減算対象となる具体的な内容が記されておりますので、同資料を参考に自病院のDPCデータの整合性などをチェックしておいた方が良いでしょう。
図
出典:平成25年度第11回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会(12月9日開催)
厚労省配布資料 「平成26 年改定に向けたDPC 制度(DPC/PDPS)の対応について
検討結果(中間とりまとめ)(案)」P15より
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000031700.pdf
後発医薬品指数に関しては、入院医療で使用する全医薬品が対象となることが明記されました。資料によるとDPC対象病院と準備病院の後発医薬品の平均使用割合は36.9% とのこと。同指数の使用割合における目標値(上限)は60%に設定されているので、目標値の半分強しか達成できていないのが現状ですが、係数化されることで一気に導入が進みそうです。
なお、「持参薬」は次回改定から、下記のとおり入院契機疾患の治療薬は持参してはならない、という制限が設けられます。
出典:平成25年度第11回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会(12月9日開催)
厚労省配布資料 「平成26 年改定に向けたDPC 制度(DPC/PDPS)の対応について
検討結果(中間とりまとめ)(案)」P24より
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000031700.pdf
これに対して、「持病の持参薬はOKか」との質問が複数の委員からあがり、厚労省事務局が了承。ところが、DPC評価分科会後の記者ブリーフィングでは、この点に関して厚労省事務局は、「もう少し厳しくしたかった」といった感想を述べていましたので、引き続き、「持参薬」の改定内容に関してはその動向を注意しておいたほうが良いでしょう。
また、「コーディングテキスト」もアップデートされて公開されました。次回改定以降、「適切なコーディングに関する委員会」で活用することが求められています。不適切事例なども載っていますので、DPCコーディングにかかわる方はぜひ読んでおきましょう。
適切な傷病名コーディングの推進について(案)
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000031702.pdf
【参考資料】
平成25年度第11回診療報酬調査専門組織・DPC評価分科会
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000031697.html
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