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2013年12月12日
図.1
出典:第264回中央社会保険医療協議会 総会(12月11日開催)
厚労省配布資料(総-1)P188より
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000031881.pdf
図.2
出典:第264回中央社会保険医療協議会 総会(12月11日開催)
厚労省配布資料(総-1)P191より
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000031881.pdf
「胃瘻(いろう)と嚥下訓練」では、日本の胃瘻造設数(人口百万人当)は、英国の10倍以上という驚くデータも出ました。嚥下機能評価を実施せずに胃瘻を造設している例が22.9%存在する一方で、原則全例に嚥下機能評価を実施してから胃瘻を造設する施設は25.8%と、施設により胃瘻造設基準が大きく異なる実態が明らかになりました。
適切な嚥下訓練で経口摂取に戻る可能性あることを示したうえで(図3)、高い割合で経口摂取可能な状態に回復させることができている医療機関における胃瘻閉鎖術や摂食機能療法を評価することになりました。医療の質に加え、患者の生活の質という観点を含めた評価のありかたへの変更に注目です。
図.3 嚥下機能訓練の実施と効果について
出典:第264回中央社会保険医療協議会 総会(12月11日開催)
厚労省配布資料(総-2)P41より
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000031923.pdf
また、今回の総会では、中医協での議論を経て取りまとめられた診療報酬に関する中医協としての意見書(「平成 26 年度診療報酬改定について」)が、森田朗・中医協会長(学習院大学教授)から、田村憲久・厚労相の代理である、木倉敬之・厚労省保険局長に手渡されました。
意見書の内容は、支払側は「診療報酬全体ではマイナス改定とすべき」との意見。診療側は「消費税率引上げ対応分を除いた全体(ネット)プラス改定は必須」と真逆の意見を提出しています。改定率をめぐる攻防は、年内には決着がつく予定。各団体・組織の動きや発言がさらに活発になるでしょう。
【参考資料】
中央社会保険医療協議会 総会 (第264回)議事次第
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/0000031664.html
平成 26 年度診療報酬改定について
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000031918.pdf
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