GHCブログ

2014年01月17日

DPC病院群Ⅱ群「実施要件3」、外保連試案 第8.2 版で影響を分析!

GHCでは、月1回全体会議を開催しています。全体会議は、SOHOスタイルを導入しているため、日々顔をあわせることが少ないスタッフたちが、思う存分、コミュニケーションを図ることができる大切な機会。 少し見ないうちに1.5倍になっているスタッフもめずらしくなく、そうした機会を重ねているうちにいつの間にか、入社時から数十キロ太ってしまった人物もいます。 (個人のプライバシーにかかわりますので、名前はふせさせていただきますが、体型からご想像ください!) また、全体会議は、各スタッフが日々の業務を通して、共有したい情報や医療分析などを公表する場でもあります。ここで、コンサルタントたちは、プレゼン・分析能力にさらに磨きをかけているのです。 さて、1月の全体会議では、アソシエートマネジャーの井口隼人が、DPC 制度にかかわる2014年度診療報酬改定を受けて、GHCが保有していているDPCデータをもとに外保連試案の最新版「第8.2 版」を活用し、診療科別の外保連手術指数の変化(診療科コード比較)をシミュレーション分析した結果を発表。 外保連手術指数とは、医療機関群「Ⅱ群(大学病院本院に準じる病院)」の要件の1つ、【実績要件3:高度な医療技術の実施】を評価するために用いられます(図1)。この実施要件3は、2014年度診療報酬改定においてマスタが第8.2版に更新されます。旧定義に比べ、同難易度・同医師数の場合の指数が減少し(図2) 、かつそれに掛け算される「手術時間」の見直しも行われました。 fig1 図1 fig1-1 図2 分析対象は、2013年1月~3月の退院症例で468病院、763,479症例(うち、手術実施:352,201症例)。それによりますと、全国平均では全体的に2ポイントほど低下。特に、眼科、産婦人科、脳神経外科では大幅に減少。一方、心臓血管外科、消化器外科では大幅に点数が増加しました。(図3参照)。 外保連指数について 図3 外保連手術指数の新定義では、基準値となるⅠ群病院の下限値も減少することが予想されますが、指数やの手術時間定義が減少した手術(眼科系、産婦人科系など)が多い病院においては、新制度での外保連指数が大きく下がることが予想されます。 Ⅱ群病院やボーダーの病院は、どのような影響を受けるのか、把握しておいた方が良いでしょう。GHCでは、外保連試案(第8.2 版)に基づいたシミュレーション分析を実施することが可能です。詳しくは、弊社のコンサルタントにお気軽にお尋ねください。