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2013年02月21日

中央社会保険医療協議会 総会が開催されました

2月13日、中央社会保険医療協議会 総会(以下、中医協)が開催されました。 今回の中医協では、 「医療機器の保険適用について」 「医薬品の薬価収載について」、「公知申請とされた適応外薬の保険適用」、「DPCにおける高額な新規の医薬品等への対応について」(以上、一括議題) が、それぞれ報告され、承認されました。 また、「在宅医療について」事務局から過去の経緯と現状の説明があり、その後、出席委員によるフリートーキングが行われました。   中医協総会 今回は、議題の中に、「医療機器の保険適用」と「医薬品の薬価収載」があり、関連企業の関係者の方々も多数傍聴に訪れていたことと、会場がいつもの厚生労働省講堂ではなく、他の狭い場所であったということもあり、開催日当日、午前7時過ぎには厚生労働省の入っている合同庁舎5号館1Fロビーには70名近くもの人が列をなしていました。 DPC関係では、「高額な新規の医薬品等への対応」の点で以下の2点の承認事項がありました。 (1)今回、新規に薬価収載された医薬品等が、DPC/PDPSにおける診療報酬点数表に反映されないことから、一定の基準に該当する医薬品等を使用した患者については、包括評価の対象外とし、次期診療報酬改定までの間、出来高算定することになる。 (2)平成24年11月21日、12月21日に新たに効能が追加された医薬品、平成25年1月31日、2月7日に公知申請が受理された医薬品及び平成25年2月22日薬価収載を予定している医薬品のうち以下に掲げるものは、一定の基準に該当する。 DPCにおける高額な新規の医薬品等への対応について

※出所 厚生労働省 中医協資料より

 これらの薬剤を使用した患者であって当該薬剤に対応する出来高算定対象診断群分類に該当する患者については、次期診療報酬改定までの間、出来高算定することになることが報告され、承認されました。 *一定の基準* ○ 前年度に使用実績のない医薬品等は、当該医薬品等の標準的な使用における薬剤費(併用する医薬品を含む)の見込み額が、使用していない症例の薬剤費の84%tileを超えること。 ○ 包括評価の対象外とするか否かは、個別DPC(診断群分類)毎に判定するものとする。

※出所 厚生労働省 中医協資料より

 次回の中医協総会は、今月下旬に開催予定です。詳細は、厚生労働省のホームページで確認することができます。 中央社会保険医療協議会 総会 (第237回)議事次第 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002ueo9.html

(坂田)

 

広報部
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