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2012年10月09日

中医協 平成24年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査案了承

10月3日、厚生労働省講堂で実施された中央社会保険医療協議会総会(中医協)にて、「平成24年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査(平成24年度調査)の調査票案」が提案され、中医協委員の了承を得ることができました。 中医協総会開催前の様子 今回、中医協で承認された案は、以下の5項目。 ・救急医療機関と後方病床との一層の連携推進など、小児救急や精神科救急を含む救急医療の評価についての影響調査 ・在宅医療の実施状況及び医療と介護の連携状況調査 ・訪問看護の実施状況及び効率的な訪問看護等に係る評価についての影響調査 ・在宅における歯科医療と歯科診療で特別対応が必要な者の状況調査 ・医療安全対策や患者サポート体制等に係る評価についての影響調査 同案について、西澤寛俊委員(全日本病院協会会長)は、「看護師」と「看護職員」などと同じ意味を示している場合でも2つの表記方法があることを指摘し、統一するように述べました。 そのほか、嘉山孝正委員(独立行政法人国立がん研究センター理事長/山形大学医学部大学院教授)は医療機関の意見を吸い上げられるように、調査票のなかにフリースペースを設けるなどの工夫を施してほしいなどと要望。 これらの意見は、可能な限り対応していくことになりました。 各調査は、来月11月を目処に開始される予定。 なお、同調査は平成24年度の診療報酬改定で新設された項目への評価や診療報酬の算定に関係する患者への調査が対象になっています。 弊社では、毎月、弊社が保有しているDPCデータをもとに、病院経営にかかわるさまざま視点をテーマにした医療分析レポート「マンスリーレポート」を発行しております。 平成24(2012)年4月10日に発行しました、「マンスリーレポート」4月号では、「2012年度診療報酬改定」と題し、今次改定の重点課題の1つとしてあげられている、「医療と介護の役割分担の明確化と地域における連携体制の強化の推進及び地域生活を支える在宅医療等の充実」に関わるポイントや、診療報酬点数のなかで引き上げられた項目について分析し、特集しています。 同調査項目に関連する内容もありますので、参考になさってください。 マンスリーレポートをまだご存知ない方はこちらをご参照ください! /service/report 参考資料:厚労省ホームページ 中央社会保険医療協議会 総会 (第231回)議事次第 http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002kqj1.html