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2014年02月14日
出典:第271回中央社会保険医療協議会 総会(2月12日開催)厚労省配布資料(総-1)P14より
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000037009.pdf
また、医師の複数配置、臨床工学技士の24時間勤務体制など、より診療密度の高い診療体制にある特定集中治療室管理料(ICU)、重症度が高いハイケアユニット入院医療管理料(HCU)に対する点数も大幅にアップしました。
従来の体制のIUCとHCUの点数は変わりませんが重症度基準が変わります。こちらも経過措置は2015年3月31日までと半年。
出典:第271回中央社会保険医療協議会 総会(2月12日開催) 厚労省配布資料(総-1)P7より
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000037009.pdf
出典:第272回中央社会保険医療協議会 総会(2月12日開催) 厚労省配布資料(総-1)P9~10より
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000037009.pdf
その他、短期滞在手術等基本料(いわゆるDRG)の点数も明らかになりました。GHCで試算したところ、在院日数を変更しなかった場合、年間数百万円程度増収、減収するといった程度の影響の病院が多いですが、中には数千万円以上の増収、または減収の影響がでる病院もあり、対象手術等の症例数の多い各病院においては、短期滞在手術等基本料の試算が必須です(参照:下図、短期滞在手術等基本料によるインパクト、304病院)。
※対象手術等については、第272回中央社会保険医療協議会 総会(2月12日開催)の厚労省配布資料(別紙1-1(医科診療報酬点数表))の「医科-入院料等-65/71」以降のページを参照。
http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12404000-Hokenkyoku-Iryouka/0000037011.pdf
更に、救急医療管理加算に関しての見直しも行われ、理由項目の「コのその他(「ア」から「ケ」に準ずるような重篤な状態)」で算定した場合、「救急医療管理加算2」にとなり、評価は現行の半分の400点に。また、「救急医療管理加算2」の加算をした場合、年に1度、「コ」に該当する患者の概要について報告を行うこととなりました。こちらも、「コ」に該当する患者で救急医療管理加算を算定している医療機関にとっては大きな影響がありますので、理由項目のチェックは必須です。
中医協総会会場の風景
(手前:診療側委員、奥:支払側委員。周りで撮影をしているのは各メディアの取材陣や中医協を傍聴にきている一般の方々です)
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