GHCブログ
2010年03月30日
まず、報告を行ったのは、名古屋市立東部医療センター東市民病院・管理部の後藤文範氏。診療報酬改定に関する説明会にも参加されたという後藤さんは、改定の概要と、説明会でのQ&Aを紹介してくださいました。
後藤さんによると、多くの説明会、セミナーで質問が集中する項目が、明細書発行、急性期看護補助体制加算、栄養サポートチーム加算の3点だそうです。
この日の会合では、このほか、GHCマネージャーの相馬から「2010年度診療報酬改定のポイント~ToCoM参加病院での考察~」として、参加病院の実際のデータを用いながら、「救命救急入院料」、「特定集中治療室管理料」、「栄養サポートチーム加算」などの改定項目ごとに今回の改定がどのようなインパクトを与えるのか、説明を行いました。また、ケース分析として、狭心症症例を例に、制度設計、点数設定の変更によってどのように変わるか、シミュレーションも行いました。
最後に、岐阜県総合医療センターの谿花因氏とGHC芦田より、事前アンケートで集めた診療報酬改定に関する疑問事項と医療機関別係数について、フィードバックと解説がなされました。係数算出のロジックや誤解されやすいポイントの解説を通じて、係数の高低だけで一喜一憂できるものでないことや、ToCoM参加病院に限って言えば、カバー率指数の妥当性とともに、救急医療係数の微妙さが実感としてクローズアップされました。
こうした率直な議論も、顔の見えるもの同士、実名で比較しているからこそ実現することかもしれません。
| 広報部 | |
![]() | 事例やコラム、お役立ち資料などのウェブコンテンツのほか、チラシやパンフレットなどを作成。一般紙や専門誌への寄稿、プレスリリース配信、メディア対応、各種イベント運営などを担当する。 |