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2023.06.12

2022年度 診療報酬改定を振り返る~人工呼吸/覚醒試験加算・離脱試験加算~ —GHC分析

 「Gem Med」を運営するグローバルヘルスコンサルティング・ジャパン(GHC)は、無料の経営分析レポート「 LEAP JOURNAL(リープ・ジャーナル)」を毎月提供しています。病院経営の専門コンサルタントが旬なテーマを選び、詳細なデータ分析の結果に基づいて記事を執筆。「EVE」、「病院ダッシュボードΧ (カイ)」、「病院ダッシュボードΧZERO(ゼロ) 」、GHCのコンサルティングサービスをご利用病院が無料提供の対象です。


 本稿では6月12日発行の「LEAP JOURNAL」で掲載した特集企画「2022年度 診療報酬改定を振り返る~人工呼吸/覚醒試験加算・離脱試験加算~」のサマリーを以下に紹介します。


【目的】
 2022年度診療報酬改定で新設された、人工呼吸に対する覚醒試験加算・離脱試験加算の新設理由とともに、全国的な実施(算定)状況を確認し、同加算の算定促進と医療の質について考える


【方法】

 以下の3つの切り口について分析した。
(1)自発覚醒・自発呼吸に向けた対応が必要とされる人工呼吸器5時間以上装着症例の全入院症例に占める割合
(2)人工呼吸5時間以上実施症例における覚醒試験加算・離脱試験加算の算定率ベンチマーク分析
(3)覚醒試験加算を算定した症例に限定して、人工呼吸5時間以上実施症例のすべてに対して覚醒試験加算+離脱試験加算をそれぞれ1回ずつ算定した場合の診療報酬点数


【結果】詳細はLEAP JOURNALにて

(1) 中央値は1.7%であり、全入院症例100人のうち2人ほどが対象となる。多い施設では10%程度が対象となり、適切な管理と覚醒・離脱に向けたアプローチが期待される


【考察・結論・提言】

 現時点では算定している施設がまだ3割に留まっているが、人工呼吸器関連肺炎(VAP)発症のリスク低減の観点からもこれらの取り組み強化が重要だ。





【「 LEAP JOURNAL(リープ・ジャーナル)」について】

・GHCとメディカル・データ・ビジョン社(MDV)が共同開発したDPC分析ソフト「EVE」ユーザーへのサービスの一環として2008年に創刊した経営分析レポート
・「病院ダッシュボードΧ (カイ)」や「病院ダッシュボードΧZERO(ゼロ) 」、GHCコンサルティングサービスをご利用いただく病院は無料で購読できる経営分析レポート
・GHCの病院ベンチマーク参加病院数は国内最大。たとえばがん診療連携拠点病院では施設数、症例数共に6割を超え、より高い精度のベンチマーク分析が実現可能であり、まさに究極のベンチマーク
・病院経営の専門コンサルタントが執筆し、▼経営に大きな影響を及ぼすテーマを取り上げる「特集」▼経営課題の発見方法や課題の改善手順などを指南する「ワンポイントレッスン」—の2つのコンテンツで構成
・新規お申し込みは「新規お申込み 」より


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