お知らせ

2023.09.12

リハビリテーションを軸とした収益強化について—GHC分析

 「Gem Med」を運営するグローバルヘルスコンサルティング・ジャパン(GHC)は、無料の経営分析レポート「 LEAP JOURNAL(リープ・ジャーナル)」を毎月提供しています。病院経営の専門コンサルタントが旬なテーマを選び、詳細なデータ分析の結果に基づいて記事を執筆。「EVE」、「病院ダッシュボードΧ (カイ)」、「病院ダッシュボードΧZERO(ゼロ) 」、GHCのコンサルティングサービスをご利用病院が無料提供の対象です。


 本稿では9月11日発行の「LEAP JOURNAL」で掲載した特集企画「リハビリテーションを軸とした収益強化について」のサマリーを以下に紹介します。


【目的】
 医療と介護、生活を見据えたリハビリの連続性が重視されているなかで、多職種連携による適切な病床管理や業務効率につながるリハビリの実施方法についてまとめました。


【方法】

 一般急性期病床、地域包括ケア病棟、回復期リハビリテーション病棟別に以下について分析しました。
(1)曜日別のリハビリ実施状況
(2)一般病床における、症例1日あたり単位数、リハビリ実施率、リハビリ密度


【結果】詳細はLEAP JOURNALにて

(1)一般病床・地域包括ケア病棟では、土曜、日曜、祝日のリハビリ実施率が低い。
(2)回復期リハ病棟では、曜日に関わらず1日平均単位数が多く実施率が高い。
(3)一般病床における症例1日あたり平均単位数は2.3単位、リハビリ平均実施率:32.9%、延べ在院日数中のリハ提供日数割合:28.3%。


【考察・結論・提言】

(1)現在の病院療法士配置は、平日メインの勤務体制のため週末の実施率が下がっていると推測。機能回復・収益安定の面から週末リハビリ実施体制を整える必要がある。
(2)週末であっても実施単位数が落ちないかどうかで他院と差別化できる。
(3)限られたマンパワーで、効率よくリハビリを実施するためには、リハビリスタッフだけで業務効率化を考えるのではなく多職種連携が必須である。




【「 LEAP JOURNAL(リープ・ジャーナル)」について】

・GHCとメディカル・データ・ビジョン社(MDV)が共同開発したDPC分析ソフト「EVE」ユーザーへのサービスの一環として2008年に創刊した経営分析レポート
・「病院ダッシュボードΧ (カイ)」や「病院ダッシュボードΧZERO(ゼロ) 」、GHCコンサルティングサービスをご利用いただく病院は無料で購読できる経営分析レポート
・GHCの病院ベンチマーク参加病院数は国内最大。たとえばがん診療連携拠点病院では施設数、症例数共に6割を超え、より高い精度のベンチマーク分析が実現可能であり、まさに究極のベンチマーク
・病院経営の専門コンサルタントが執筆し、▼経営に大きな影響を及ぼすテーマを取り上げる「特集」▼経営課題の発見方法や課題の改善手順などを指南する「ワンポイントレッスン」—の2つのコンテンツで構成
・新規お申し込みは「新規お申込み 」より


LEAP JOURNAL(リープ・ジャーナル)」本体を読んでみたい」と思われた病院は、是非、GHCの病院経営支援ツール「病院ダッシュボードΧ (カイ)」または無料病院経営支援ツール「病院ダッシュボードΧZERO(ゼロ) 」をお申込みください。