お知らせ

2023.10.17

「いよいよ本番!働き方改革」、北海道の自治体勉強会(DoCoM)で塚越が講演

 北海道地区の自治体病院がDPCデータをもとに治療内容などのベンチマーク分析を行う勉強会「北海道地区自治体病院コンソーシアム(DoCoM)」の第16回会合が10月13日に市立札幌病院(札幌市、672床)で開催され(DoCoMの詳細はこちら)、グローバルヘルスコンサルティング・ジャパンのコンサルタントでシニアマネジャーの塚越篤子が講演したのでお知らせします。


 ToCoMは、北海道地区の自治体病院が集い、DPCデータを用いたベンチマーク分析による経営改善手法を学び、各病院の改善事例を共有し合う勉強会です。今回のToCoMは12病院が参加。各病院の事例発表の後、塚越が「いよいよ本番!医療の質向上と職員全員の働き方改革~24年度診療報酬改定に対応しながら元気で生き残る自治体病院を目指して~」と題して講演しました。


 講演では、(1)新型コロナウイルス感染症関連(2)2024年度診療報酬改定情報(3)いよいよ本番働き方改革―の大きく3つのテーマをデータに基づき解説。働き方改革のパートでは、薬剤部など各部門の一人あたり業務量を北海道の各地域でベンチマークしました。地域間で各部門の生産性にバラつきがあり、地域によっては改善の余地がある可能性を確認した上で、塚越は「働き方改革の本質は、働く時間を短くすることではなく、働く内容を、医療の質に配慮しながら変えること」とし、医療と経営の質を左右する加算・指導料等の算定最適化や算定要件の見直し・緩和、記録業務などの簡素化・合理化などを検討するよう指摘しました。