お知らせ

2023.12.13

今から準備!24年度診療報酬改定に向けての「認知症ケア加算」—GHC分析

 「Gem Med」を運営するグローバルヘルスコンサルティング・ジャパン(GHC)は、無料の経営分析レポート「 LEAP JOURNAL(リープ・ジャーナル)」を毎月提供しています。病院経営の専門コンサルタントが旬なテーマを選び、詳細なデータ分析の結果に基づいて記事を執筆。「EVE」、「病院ダッシュボードΧ (カイ)」、「病院ダッシュボードΧZERO(ゼロ) 」、GHCのコンサルティングサービスをご利用病院が無料提供の対象です。


 12月11日発行の「LEAP JOURNAL」で掲載した特集企画「今から準備!24年度診療報酬改定に向けての「認知症ケア加算」」のサマリーを以下に紹介します。


【目的】
 今月号は「医療分野での身体拘束の縮小・廃止」をめざして創設された「認知症ケア加算」に焦点をあて、入院14日以内の「認知症ケア加算」の算定率、算定機会率、身体拘束割合を分析。分析結果から、医療の質や算定率を向上させるためのポイントをまとめました。


【方法】

 以下の算定状況について分析しました。
(1)「認知症ケア加算」の入院14日以内の算定状況・算定機会率
(2)「認知症ケア加算」の入院初日の算定率
(3)「認知症ケア加算」の入院14日以内の平均開始日数
(4)「認知症ケア加算」の加算算定日数に対する拘束率


【結果】詳細はLEAP JOURNALにて

(1)加算が上位になるにつれて、算定率、算定機会率の中央値が低くなるため、算定要件である認知症ケアチームに係る活動が算定ハードルを高くしていると推測される
(2)加算1の算定率は他の加算と比較して低く、入院初日からチームで動くことの難しさがうかがえる
(3)入院3日以内の支援が重要なため横断的早期介入に向けての方策を検討してほしい
(4)いずれの加算も中央値は30%前後だったが医療機関によりかなりばらつきが見られた


【考察・結論・提言】

2024年度改定においても、認知症対策は、入院早期から関わることで医療の質を向上させるだけではなく、経営的視点でも極めて重要。算定率・算定機会率・拘束率の3つの視点をもとに院内で現状を協議いただきたい。




【「 LEAP JOURNAL(リープ・ジャーナル)」について】

・GHCとメディカル・データ・ビジョン社(MDV)が共同開発したDPC分析ソフト「EVE」ユーザーへのサービスの一環として2008年に創刊した経営分析レポート
・「病院ダッシュボードΧ (カイ)」や「病院ダッシュボードΧZERO(ゼロ) 」、GHCコンサルティングサービスをご利用いただく病院は無料で購読できる経営分析レポート
・GHCの病院ベンチマーク参加病院数は国内最大。たとえばがん診療連携拠点病院では施設数、症例数共に6割を超え、より高い精度のベンチマーク分析が実現可能であり、まさに究極のベンチマーク
・病院経営の専門コンサルタントが執筆し、▼経営に大きな影響を及ぼすテーマを取り上げる「特集」▼経営課題の発見方法や課題の改善手順などを指南する「ワンポイントレッスン」—の2つのコンテンツで構成
・新規お申し込みは「新規お申込み 」より


LEAP JOURNAL(リープ・ジャーナル)」本体を読んでみたい」と思われた病院は、是非、GHCの病院経営支援ツール「病院ダッシュボードΧ (カイ)」または無料病院経営支援ツール「病院ダッシュボードΧZERO(ゼロ) 」をお申込みください。