お知らせ

2024.02.15

2024年度改定への準備 重症度変更の影響(C項目)—GHC分析

 「Gem Med」を運営するグローバルヘルスコンサルティング・ジャパン(GHC)は、無料の経営分析レポート「 LEAP JOURNAL(リープ・ジャーナル)」を毎月提供しています。病院経営の専門コンサルタントが旬なテーマを選び、詳細なデータ分析の結果に基づいて記事を執筆。「EVE」、「病院ダッシュボードΧ (カイ)」、「病院ダッシュボードΧZERO(ゼロ) 」、GHCのコンサルティングサービスをご利用病院が無料提供の対象です。


 2月13日発行の「LEAP JOURNAL」で掲載した特集企画「2024年度改定への準備 重症度変更の影響(C項目)」のサマリーを以下に紹介します。


【目的】
 2024年度診療報酬改定で見直されることが決定している「重症度、医療・看護必要度」を取り上げ、C項目の評価日数短縮による影響をさまざまな角度から分析し、病院への影響をシミュレーション。今から病院内でできる対策についてまとめました。


【方法】

 以下の算定状況について分析しました。
(1)C項目対象術式のうち実施率90%未満の術式割合と症例割合
(2)病院別のC項目該当割合
(3)現在のC項目対象手術に占めるC項目が除外される可能性がある日数の割合


【結果】詳細はLEAP JOURNALにて

(1) 全術式に占める割合は3.6%で、症例数割合では1%だったが、C項目除外対象術式が5%以上を占める病院も一定数存在した。
(2) C項目割合が高く短縮日数の大きい病院では、2024年度診療報酬改定を経て、特定入院料算定ユニットからの転棟タイミング、在院日数、手術後の帰室先などの病床管理を調整する必要がある。


【考察・結論・提言】

 2024年度改定では高齢者の救急患者を受け入れる「地域包括医療入院料」が新設され、各病院の受け入れ疾患が変わる引き金になる可能性がある。各病院は重症度の変化を正しくとらえ、病床管理のルールを整えると共に、必要な急性期病床数、特定入院料算定病床数、回復期病床数など、2026年度改定に向けて、他病院との比較を通じて客観的な指標の作成を検討してほしい。




【「 LEAP JOURNAL(リープ・ジャーナル)」について】

・GHCとメディカル・データ・ビジョン社(MDV)が共同開発したDPC分析ソフト「EVE」ユーザーへのサービスの一環として2008年に創刊した経営分析レポート
・「病院ダッシュボードΧ (カイ)」や「病院ダッシュボードΧZERO(ゼロ) 」、GHCコンサルティングサービスをご利用いただく病院は無料で購読できる経営分析レポート
・GHCの病院ベンチマーク参加病院数は国内最大。たとえばがん診療連携拠点病院では施設数、症例数共に6割を超え、より高い精度のベンチマーク分析が実現可能であり、まさに究極のベンチマーク
・病院経営の専門コンサルタントが執筆し、▼経営に大きな影響を及ぼすテーマを取り上げる「特集」▼経営課題の発見方法や課題の改善手順などを指南する「ワンポイントレッスン」—の2つのコンテンツで構成
・新規お申し込みは「新規お申込み 」より


LEAP JOURNAL(リープ・ジャーナル)」本体を読んでみたい」と思われた病院は、是非、GHCの病院経営支援ツール「病院ダッシュボードΧ (カイ)」または無料病院経営支援ツール「病院ダッシュボードΧZERO(ゼロ) 」をお申込みください。