CQI研究会は、栃木県立がんセンター、千葉県がんセンター、神奈川県立がんセンター、愛知県がんセンター、四国がんセンター、岩手県立中央病院の有志が集まって2007年に設立。参加施設の診療プロセスについてDPCデータなどを用いて分析し、お互いの施設名を開示した形で病院間比較を行っています。
分析結果をフィードバックすることによって各施設での質改善活動を支援し、その結果として“ がん医療の均てん化” を目指しています。2019年8月に開催した第14回の研究会では、115施設以上が参加するまでに会の規模を拡大させました(参考記事「がん診療連携拠点病院でも診療内容に大きなバラつき、パス見直しなど検討を―第14回CQI研究会(1)」)。
日本国内のがん診療連携拠点病院等の数は447施設ですので、そのうちの4割強が本研究会の会員であることになります。
グローバルヘルスコンサルティング・ジャパンは、設立当初からオールジャパンでがん医療の質向上を促すため、CQI研究会における分析業務を担当させていただいております。
がん医療の質向上を追求しつつ、豊富な経営改善実績を持つ望月泉先生(左=八幡平市病院事業管理者・岩手県立病院名誉院長、参考記事『岩手県中央病院、累損57億円からの大改革―「医療・経営の質」高めたデータ分析』)や、がん診療連携拠点病院等の指定に関する検討会の座長を務める藤也寸志先生(右=九州がんセンター院長、参考記事『拠点病院は現場の使命感で支えられている、今こそ「医療の質評価」の普及を――九がん・藤院長』)など、経営改善の実績と医療制度をリードするキーマンたちが世話人を務めるのが、CQI研究会です。
■ 世話人病院(50音順)
愛知県がんセンター、岩手県立中央病院、神奈川県立がんセンター、九州がんセンター、四国がんセンター、千葉県がんセンター、栃木県立がんセンター
2011年1月に、臨床研究の英文誌”Japanese Journal of Clinical Oncology” (JJCO)に、CQI研究会前代表世話人であり、千葉県がんセンター・元センター長の竜崇正先生が執筆された論文「The Benchmark Analysis of Gastric, Colorectal and Rectal Cancer Pathways: Toward Establishing Standardized Clinical Pathway in the Cancer Care 」が掲載されました。
同論文は、浜野公明先生(千葉県がんセンター)、中川原章先生(千葉県がんセンター)、篠田雅幸先生(愛知県がんセンター)、清水秀昭先生(栃木県立がんセンター)、三浦猛先生(神奈川県立がんセンター)、吉田功先生(四国がんセンター)らに加え、グローバルヘルスコンサルティング・ジャパンのアキよしかわによる共著で、CQI研究会の当時の世話人病院5病院を実名で公表しつつ、「胃がん」「結腸がん」「直腸がん」における診療内容のベンチマーク分析結果と経時的な改善状況を分析する、非常にチャレンジングな研究発表となっています。
CQI研究会に関するお問い合わせや、ご参加のご希望は、下記までご連絡ください。
株式会社グローバルヘルスコンサルティング・ジャパン
CQI研究会 運営事務局
電話: 03-6380-2401
メール: cqi@ghc-j.com
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