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2014年01月23日

「2014年度診療報酬改定セミナー」を大阪にて開催! ~その2~

前回に引き続き、大阪市内で1月19日に開催した、「2014年度診療報酬改定セミナー」の内容を紹介します。

nakabayashi01 熱のこもった講演をする中林先生

今回の大阪セミナーでは、特別ゲストとして、診療報酬改定のエキスパートとして知られている株式会社ASK梓診療報酬研究所所長の中林梓氏から「平成26年度診療報酬改定の方向性と経営対応」と題してご講演いただきました。 中林氏からは、2014年度改定を読み解く!ために、改定で急性期病院が押さえておくべきポイントを徹底解説。重要性が増す早期退院に向けた取り組み、医療・介護との連携について、中医協総会での議論を詳細に紹介して頂きました。 中林氏は、経営を改善させるためには、①地域の医療(他の医療機関)の状況と介護サービスの現状を把握し「地域を知る」こと、②診療報酬介護報酬とも人材(チーム)を評価する時代になったので、「人材育成、情報管理の重要性を認識する」こと、③医師・看護師・コメディカル・病院事務・経営者等院内全体に地域連携の重要性を周知することによって、「院内連携・法人内連携・組織力・地域力を強化する」という3点が重要であることを指摘。また、改定の議論の裏話なども盛り込み、聴衆を飽きさせない内容でした。何よりも、中林氏のご講演の特徴は、『私からのお願い! 病院に帰ったら○○と○○だけはチェックしておいて欲しい!!』という話の運び方です。こうして、聴衆に直接訴えかける口調でポイントを絞ることによって、伝えたいメッセージが鮮明に記憶に残ります。

motohashi01 講演する本橋

このほかGHCマネジャー 本橋大樹が、「2025年を乗り越える急性期病院とは~2025年生き残る施設の強みとは~」と題し、GHCが今後本格提供をスタートする新サービスの紹介をしました。 消費増税に対応するために、そして、2025年に生き残る医療施設になるために、どのようなことが必要になるかという点にフォーカスし、今回は、GHCが本格サービス提供を開始する「組織活性型コスト削減プロジェクト」について、説明。 コストマネジメントの視点は、全ての経営者にとって欠かすことができないキーポイントです。それを踏まえ、本橋は、今まで以上に、病院経営者に求められる視点が、「収入の最大化」ではなく、「コストの適正化」であることを述べました。 しかし、多くの病院でコスト削減のみを意識した業務改善を行い、手当たり次第コスト削減することによって、職員のモチベーションの低下、削減活動の非効率化、継続困難な状況になっていることを指摘。これらの問題を解決しコスト削減を成功させるためには、職員の経営意識醸成を促し、職員自ら考え積極的に動く組織になることが必要であることを訴えました。こうした実態を踏まえ、GHCでは「組織活性型コスト削減プロジェクト」にて、職員の経営意醸成とコスト削減の両立を可能とした収支改善をサポート、医療の質を保ちながら、人件費以外の経費において、“価値向上”を目指して、コスト削減をしていくことを本橋は紹介しました。 全景2-01 ご参加いただきました医療関係者の皆様には心より感謝いたします。ありがとうございました! ご来場者のみなさまから頂きましたアンケートでも「今後当院がどのように向かっていくのか?検討することが必要という事が良くわかりました」、「切り込み方が大変良かった。わかりやすかった」、「診療報酬改定は2年に1度の取組みではない。大きな問題がたくさんある。ということを実感しました。自院の分析を中心に取り組んでいきます」っといったコメントとすぐに対応していきたいという前向きな嬉しいコメントが多数寄せられました。 次回は、3月15日に『2014年度診療報酬改定シミュレーションセミナー ~待ったなし!病床機能別に注力すべき方向性を前厚生労働省保険局医療課長鈴木康裕氏と高橋泰教授が徹底解説~』と題し、東京にてセミナーを開催する予定です。 現在、GHCのホームページにて、参加のお申し込みを受け付けています。 詳しくはコチラをご参照下さい。 /seminar/20140315 GHCサービス案内 /service 組織活性化型コスト削減プロジェクト VAT組織活性化型コスト削減PJチラシ。(PDF:1.4MB)